上野駅前郵便局の風景印
上野駅前郵便局の風景印

風景印のデザイン


西郷隆盛像、アメヤ横丁、JR上野駅舎

もう少し詳しく


現在の上野駅舎は、1932年(昭和7年)に完成したものです。戦災を生き延びた貴重な建物だと思うのですが、今のところ、国や東京都の文化財としては登録されていないようです(たぶん)。外観は昭和一桁のレトロな風情でも、建物や駅構内はリニューアルされていて、「アトレ上野」や「ディラ上野」など小洒落た雰囲気のショッピングモールがあります。

上野駅は、現在でこそ都心のターミナル駅のひとつに過ぎないかもしれませんが、東北・上越新幹線が開業(or東京駅延伸)するまでは「北の玄関口」としてその名が知られていました。例えば、2007年現在、上野駅を始発とする特急・急行列車は全部で10種類*(東京駅始発の新幹線を除く)しかありませんが、新幹線開業前の1979年(昭和54年)には少なく見積もって48種類もありました。それらの列車の自由席を求めて早くからホームに並ぶ人も多く、上野駅の構内は今よりも活気があって、賑わっていたのではないかと思います。
*北斗星、カシオペア、あけぼの、北陸、能登、スーパーひたち、フレッシュひたち、草津、水上、あかぎ。

「北の玄関口」といえば、その時代に東北・北海道から上京した人にとっては、上野駅は格別の思い入れがある駅なのかもしれません。盛岡出身の石川啄木は上野駅について『故郷の訛り懐かし停車場の人込みの中にそを聞きに行く』と詠み、弘前出身の井沢八郎が歌った『あゝ上野駅』(1964年リリース、東北地方から東京へ集団就職する若年者の心を歌った名曲らしい)も大ヒットしましたし。

見る人にとって分かりやすい風景印か?


私が絵はがきを送る相手にとっては、分かりやすい風景印だと言えます。私が絵はがきを送る相手は、ほぼ全員が首都圏出身です。都心の地理は分かっていて、局名・意匠ともに、特に説明するまでもなく、一目見ただけでほぼ理解してもらえると思います。また、首都圏以外の人にとっても、西郷隆盛像やアメ横は、東京の代表的な観光名所として知名度が高く、理解してもらいやすい意匠ではないかと踏んでいます。が、東京の地理にあまり詳しくない人には、その限りではないかもしれません。たとえば、大阪や福岡の地理に疎く私が、たとえ現地で有名なものであっても、いまいちよく分からないことと同じように。

なお、絵はがきを送る相手が、古き良き上野駅の姿が好きな鉄ちゃんや、『あゝ上野駅』を愛唱歌にしている方であるなら、上野駅舎を描いたこの風景印は、ウケが良いかもしれませんね。また、上野駅周辺で仕事をしている人がお礼状などを送る際に、それをさらに目立たせ、印象的なものにする上でも、この風景印は向いているのではないでしょうか。

現地で押しやすい風景印か?


JR上野駅前(広小路口)にある、丸井上野店の建物内にあります。上野駅からはわずかに200m程度の距離です。丸井の店内から直接行くことはできないようで、ビル正面の左側の道路から郵便局へ入る形になります(案内の看板あり)。なお、この郵便局からは、アメ横や上野公園も歩いて数百メートルの距離にあります。土日・祝日は休みですが、平日は午後6時まで営業しているのも便利です。観光にビジネスに、立ち寄りやすい好立地にあると思います。


※クリックすると、スクロール地図が別画面で表示されます。

郵便局のデータ


〒110-0005 東京都台東区上野6-15-1
通年営業、10:00〜18:00、土日・祝日は休み
最新の情報は公式ホームページで確認して下さい。

参考文献


武田 聡 『風景印2004』 鳴美、2004年。
 
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【最終更新日 2007年10月01日】

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